お子さんのお口のケアchild
年齢に応じたケアを
乳歯が生える時期（1～2歳）
生後6カ月くらいで初めての乳歯が生えてきたら、歯磨きの練習を始めましょう。
赤ちゃんをあお向けにしてひざの上に寝かせ、お口の中を清潔な指やガーゼ、綿棒などで触れます。慣れてきたら乳児用歯ブラシで1～２回歯に触れ、落ち着いてきたら歯１本ごとに５秒くらい優しく磨きます。
また、むし歯予防のために、糖分の含まれているイオン飲料やジュースを飲ませるのはやめましょう。
乳歯が生えそろう時期（3～5歳）
成長とともに、自分で磨けるようになっていきます。お子さんが自分で歯を磨いたら、必ず親御さんが仕上げ磨きをしましょう。
むし歯ができやすいのは歯と歯の間や奥歯です。毎日丁寧に仕上げ磨きをするとともに、定期的に歯科医院で検診を受けましょう。
むし歯予防のために、フッ素入りの子ども向け歯磨き剤を使ったり、歯科医院でフッ素塗布を受けるのもお勧めです。
永久歯が生え始める時期（6歳～9歳）
お子さんが小学校に入っても、磨き残すことなくブラッシングするのは難しいものです。お子さんが自分で磨いた後にはまだまだ仕上げ磨きを続けましょう。
小学校に上がる頃から、砂糖のついたおやつや飲み物を口にする機会も増えていきます。ダラダラ食べを防ぎ食後は歯を磨くように心がけましょう。朝と寝る前には必ず歯を磨き、給食の後にも歯磨きか、うがいだけでもしておくと安心です。
永久歯に生え替わる時期（9歳～）
毎日の仕上げ磨きも終わる頃です。
自分でしっかり歯を磨けるように、歯科医院でブラッシング指導を受けましょう。
歯ブラシだけでなくデンタルフロスや歯間ブラシも使って、歯と歯の間までしっかりきれいにできるようにしましょう。
歯科医院には引き続き定期的に通院し、検診やフッ素塗布などを受けてむし歯を防ぎましょう。
- 小児歯科の重要性
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お子さんの歯は大人に比べてむし歯になりやすく、進行も早めです。
乳歯でむし歯になると、次に生えてくる永久歯の歯質に影響したり、永久歯が曲がって生えることもあります。また早くからむし歯菌に感染していると、お口の健康が維持しにくくなります。年齢を重ねてから、残っている歯の本数が減ってしまう可能性もあるのです。
お子さんの歯をむし歯から守り、かみ合わせや歯並び、顎の発育などを見守り、予防習慣を身につけていくことで、一生むし歯になりにくい健康なお口に育てていくことができます。
小児歯科では、成長段階や状態に合わせて適切な治療を行い、正しい成長を促すことができます。お子さんの将来をご一緒に守り育てていきましょう。
お子さんをむし歯から守るために
むし歯を予防するためには、3つのポイントがあります。
1むし歯菌をお口から減らす
毎日丁寧に歯を磨き、定期的に歯科医院でもケアを受けることで、お口の中に住みついているむし歯菌の数を減らすことができます。まわりの大人の方も歯をきれいにして、むし歯菌をお子さんに感染させないようにしましょう。
2食生活を見直す
甘い飲み物をなるべく取らないようにしましょう。ダラダラ食べもやめ、食後には歯を磨く習慣をつけることも大切です。
3抵抗力をつける
当院でフッ素塗布と、ブラッシング指導を受け、抵抗力をつけていきましょう。
- フッ素
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お子さんの歯をむし歯菌から守るためには、フッ素塗布が欠かせません。
フッ素には次の効果があります。
・歯から溶け出したカルシウムやリンを歯に戻す
・歯の表面と結びついて歯質を強くする
・むし歯菌の活動を抑える
当院では歯の表面に塗る「フッ素塗布」を生後6ヵ月頃から受けることができます。時間が経つと効果が薄れていくため、定期的に受診されることをおすすめします。
さらに毎日フッ素入りの歯磨き剤を使うとより効果的です。
小児歯科のQ＆A
- Qはじめての歯医者さんデビューですが、大丈夫でしょうか？
- Aもちろんです！
当院では、年齢別による治療を行っています。生後6ヵ月からのデビューも大歓迎です！
- Qこども連れでも大丈夫でしょうか？
- Aお子さんを連れてこられる患者さんも多いので大丈夫です。
キッズルームもございますので、退屈しがちなお子さんも楽しく過ごすことができ、親御さんは診療室からキッズスペースを見ることができるので、安心です。
- Qシーラントってなに？
- A歯が生えて間もない時期は奥歯など細かな溝がありますが、その溝を安全な合成樹脂で埋め、むし歯菌から歯を守るのがシーラントと呼ばれる処置です。
特に永久歯の中でも新しく増える6歳臼歯は、歯垢が残りやすくむし歯になりやすい歯なので、シーラントをおすすめします。